ニットキャップシアター
第43回公演

補陀落渡海記

ふだらくとかいき


[原作]井上靖 [脚本]ごまのはえ [演出]ごまのはえ 仲谷萌 [音楽]北航平(coconoe / studio guzli)

ニュース


  • 2022.11.10『補陀落渡海記』特設サイトオープン

演出より


私は仏教系の大学に通っていました。そこにはお喋りをやめない学生に向かって「君たちもいつか死ぬ!」とわけのわからない叱り方をする先生がいました。でも私はその言葉に救われました。いつか死ぬなら、その時が来るまで生きていよう。そう思えたんです。私たちの「補陀落渡海記」も先生の言葉のように、場違いで、空回りのユーモアがあって、わけのわからない確信に満ちた作品です。でも百人に一人、この作品を観て、元気になる人がいますように。そしてそれがアナタでありますように。

ごまのはえ

原作小説である「補陀落渡海記」の中で特に好きだった描写は、主人公がふと目の前の木の青さや波音に気がつくところ。「長い間金光坊の眼や耳は、そうしたものを受けつけていなかったのである。」と文章は続きます。何かに心をとらわれ思い悩む時、自分の中で伸び縮みする時間と現実がズレる感覚を、私もなんか知っています。今に気づくって、実は難しいのかもしれません。木の青さや波音を、お客さんと感じてみたいと思います。

仲谷萌

キャスト・スタッフ


原作
井上靖
脚本 / 演出
goma
photo: 脇田友

ごまのはえ

大阪府枚方市出身。劇作家・演出家・俳優。ニットキャップシアター劇団代表。
京都を創作の中心に全国で活動を展開している。

2004年に『愛のテール』で第11回OMS戯曲賞大賞を、2005年に『ヒラカタ・ノート』で第12回OMS戯曲賞特別賞を連続受賞。2007年に京都府立文化芸術会館『競作・チェーホフ』で最優秀演出家賞を受賞。2020年に『チェーホフも鳥の名前』が第64回岸田國士戯曲賞最終候補にノミネート。劇作家、演出家として注目を集めるほか、演劇ワークショップや演劇講座の講師としても活躍している。

2016年より財団法人地域創造派遣アーティスト。

演出
nakatani
photo: 脇田友

仲谷 萌(なかたに もえ)

1989年大阪府交野市生まれ。

東住吉高等学校芸能文化科にて上方伝統芸能を学ぶ。京都造形芸術大学舞台芸術コースにて演技やダンスを学ぶ。卒業後フリーの役者を経て、現在ニットキャップシアターの一員。外部での出演や造形デザインなどの活動もしている。

「劇王2020」にて、優秀俳優賞「彦いち賞」受賞。

音楽
kita

北 航平(きた こうへい)

京都市在住の音楽家、打楽器奏者、アレイムビラ奏者、猫廃人。

幼少の頃よりピアノと絵を始める。17歳でドラムを始め、35歳までプロの打楽器奏者として活動。その後サウンドアーティストに転向、39歳でなぜか世界15カ国以上でCDが発売されるという不思議なデビューを果たす。これまでに全8枚のアルバムをリリース。

その他、3人の音楽家(北航平・高山奈帆子・ミムラシンゴ)によるユニットcoconoeでは、高山奈帆子の神秘的なボーカルやコーラスをフィーチャーした実験的でジャズテイストも感じる、歌ものアンビエントサウンドを聴かせる。これまでに2枚のアルバムをリリース。

自然音やノイズを用いて曇ったアンビエントサウンド、様々な打楽器や生活音を用いた不規則なリズム、少し暗く少し美しく少し切ない感情表現などを融合した、どこか抽象画のような音風景が特徴。

また、ドラマやCM・ドキュメンタリー番組、舞台やアートイベントなどの音楽も手掛け、第51 回ギャラクシー賞CM部門選奨受賞。

現在、創作活動とそれを邪魔するかわいい猫との共存を模索中。

https://linktr.ee/kita_kouhei

出演
kadowaki
photo: 脇田友

門脇 俊輔(かどわき しゅんすけ)

1981年、北海道生まれ。
2002年、京都大学在学時にニットキャップシアターに入団。2003年、ベビー・ピーの旗揚げに参加。以降両劇団に所属し、俳優、制作、公演プロデューサー等で作品に参加。舞台ではカホン等の打楽器を演奏することもしばしば。
2011年よりKYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭スタッフ。

sawamura
photo: 脇田友

澤村 喜一郎(さわむら きいちろう)

1982年、高知県生まれ。
2006年、ニットキャップシアターに入団。以降、ほぼ全ての作品に出演する。

劇団外の主な出演に、9時間半にも及ぶアメリカ演劇屈指の大作 KUNIO09『エンジェルス・イン・アメリカ』(2011)や、ばぶれるりぐる『へちむくかぞく』(2019)、下鴨車窓「散乱マリン』などがある。映像作品への出演に、重江良樹監督作品『紡ぎ』などがある。

ikegawa
photo: 脇田友

池川 タカキヨ(いけがわ たかきよ)

1989年生まれ。奈良県出身。役者。2010年に演劇ビギナーズユニット#17に参加。以降、関西の小劇場を中心に活動を続ける。いくつかの過去作品への参加を経て、2018年にニットキャップシアターに入団。特技はギター弾き語り。

近年の出演作品
劇団とっても便利『美しい人』(2020)
ももちの世界『カンザキ』(2019)
石原正一ショー『西の遊のキッコ』(2018)

nishimura
photo: 脇田友

西村 貴治(にしむら たかはる)

京都府出身。
1997年、演劇企画集団「THE ガジラ」鐘下辰男主宰塵の徒党に参加。以降舞台を中心に活動。
30代を家業に費やし気づけば40代。厄年をきっかけに役を獲りにと5年程前より京都を中心に芝居をはじめる。

主な出演作
演劇企画集団 The ガジラ『ベクター』
ニットキャップシアター『カムサリ』『ねむり姫』
烏丸ストロークロック『新・内山』『凪の砦、vol,1~6』
伊丹アイホール主催公演『イタミノート』
下鴨車窓『純粋パレス』『散乱マリン』
RoMT『十二夜』

yamatani
photo: 脇田 友

山谷 一也(やまたに かずや)

2003年ひらかたパーククラウンアカデミー入所。次年よりパフォーマンス活動開始。2007年より木原アルミとのマイムユニット「パーカーズ」を結成。商業イベントやお祭り、園や学校で活動をする。

個人では2007年『石膏くん』天保山大道芸フェス出演。2010年京都演劇フェスティバル『コカンセツ』で観客賞受賞。豆腐好き。

2021年4月よりニットキャップシアターに入団。

takata
photo: 脇田 友

高田 晴菜(たかた はるな)

山口県出身。京都造形芸術大学 舞台芸術学科卒業。料理とパン屋巡りが趣味。中高生の頃演劇に興味を持ち、大学で本格的に演劇を学ぶ。卒業後は、京都で俳優活動を続ける。

2021年3月びわ湖ホール舞台技術研修〜人材育成講座〜成果発表公演『不思議の国のアリス』出演。同年8月IN SITU×KAIKA『アルカディア』演出補佐。

2021年4月よりニットキャップシアターに入団。
劇団の公演では、『ヒラカタ・ノート』、『豊岡物語2021』、『さるものは日々にうとし』に出演。

yamamoto
photo: 脇田 友

山本 魚(やまもと さかな)

1997年生まれ。
京都大学に入学後、劇団ケッペキに入団。衣装・小道具・役者として活動する。劇研アクターズラボ+このしたやみに参加し、『三人姉妹』(アントン・チェーホフ/初演・再演共)、『友達』(安部公房)、『ヒネミ』(宮沢章夫)に出演。2021年にニットキャップシアターに入団、『ヒラカタ・ノート』から公演に参加する。
コトリ会議『晴れがわ』、若だんさんと御いんきょさん『棒になった男』、劇団トム論『岡田世界一周の旅』等にも出演。

ピアノとフルートができる。

yamamoto

髙安 美帆(たかやす みほ)

俳優、振付演出家。大阪府八尾市生まれ。8歳から浪速神楽をはじめる。近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻に入学し、演劇、舞踊を学ぶ。同大学卒業後、俳優としてエイチエムピー・シアターカンパニーに参加。近年は、振付演出家として「神楽」や「伝統芸能」をテーマにした舞台作品を異分野の表現者とともに創作している。

ishihara

石原 菜々子(いしはら ななこ)

東京都足立区にて育つ。高校卒業後、東京の小劇場にて活動。
2012年に劇団維新派『夕顔のはなしろきゆふぐれ』に出演。同年11月、維新派に入団し大阪に移住。2017年解散まで全ての作品に出演する。
2018年より元維新派の金子仁司と共にグループ「kondaba」を旗揚げ。都市の中に上演場所を探し、その場所が持つ規則や制約、身体との関係性に着目し作品を創作する。
グループ外でもMonochrome Circus、akakilike、極東退屈道場、ピンク地底人3号などの作品に出演。
〈都市〉〈移動〉〈あそび〉をテーマに自身の創作も行う。手話勉強中。

kinoshita

木下 菜穂子(きのした なほこ)

奈良県出身。2000年劇団俳優座演劇研究所に入所。2006年出産を機に休団。2012年退団。2017年関西小劇場を拠点にフリーとして活動再開。
近年は演技の自主トレーニングチーム「ひろきの姉たち」を立ち上げ関西で映像制作に携わるプロの監督や技術者達をゲストに招きながら積極的に活動中。
座右の銘は『All we have is now』

近年の主な出演作
南船北馬『さらば、わがまち』
月曜劇団『ゆるやかな結び』
カラ/フル『海のホタル』
MODE『魚の祭』『見よ、飛行機の高く飛べるを』 他

スタッフ
舞台監督|河村都(華裏)
照明|葛西健一
音響|三橋琢
歌・音楽協力|高山奈帆子(coconoe)
衣裳|清川敦子(atm)
小道具|仲谷萌
宣伝美術|山口良太(slowcamp)
絵|竹内まりの
制作|高原綾子 門脇俊輔 澤村喜一郎 高田晴菜 渡邊裕史(ソノノチ)
協力|エイチエムピー・シアター・カンパニー kondaba
提携|THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)
助成|文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)独立行政法人日本芸術文化振興基金
企画・製作・主催|一般社団法人毛帽子事務所 ニットキャップシアター
京都芸術センター制作支援事業

公演情報・チケット


日時
2023年1月6日(金)~9日(月・祝)
1月6日(金)19:00- [初日割あり]
1月7日(土)13:30- / 18:00-
1月8日(日)13:30- / 18:00-
1月9日(月・祝)13:30-
※受付開始は開演の45分前。開場は開演の30分前。
料金
一般:3,500円
ユース・学生:2,000円
高校生以下:1,000円
ペア:6,000円[2名分 / 前売のみ]
初日割:3,000円[1月6日(金) 19:00の回限定]
※全席自由(当日受付順入場)
※前売・当日共通料金
※ユースは25歳以下
※ユース・学生券、高校生以下券は、当日要証明書
※未就学児童の入場はご遠慮ください
チケット取扱
2022年11月19日(土)よりチケット発売!
◯GETTIIS
*紙のチケット、またはスマートフォン等で表示するQRコードチケット「れすQ」からお選びいただけます
*事前精算(カード決済またはセブン-イレブン支払い)
*GETTIISに会員登録の上、お申し込みください
*ペア券は1枚で2名様有効
◯THEATRE E9 KYOTO
*事前カード決済、または当日精算からお選びいただけます
◯京都芸術センター 窓口
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
[10:00~20:00、年末年始休館]
会場
THEATRE E9 KYOTO
〒601-8013 京都府京都市南区東九条南河原町9-1
TEL: 075-661-2515(10:00-18:00)
Link: 劇場ウェブサイト
・JR「京都駅」八条口から徒歩約14分
・JR/京阪「東福寺駅」から徒歩7分
・京都市営地下鉄「九条駅」から徒歩約11分
・京都市バス 16、84系統「河原町東寺道」より徒歩3分
・京都市バス 16、202、207、208、84、88系統「九条河原町」より徒歩6分

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