『土曜日の過ごしかた』は新聞「土曜日」について描いたお芝居です。新聞「土曜日」は昭和11年~12年にかけて京都の喫茶店を中心に置かれていたミニ新聞。発行人は齋藤雷太郎。彼は松竹下加茂撮影所に所属する大部屋俳優でした。大陸での戦争が激しくなるなか、新聞「土曜日」は、映画、ファッション、政治、海外情報など様々な話題を京都の人々に提供し続け、沢山の人に読まれました。しかし昭和12年11月、警察の力により新聞「土曜日」は潰されてしまいます。
私たちの『土曜日の過ごしかた』は、発行人齋藤雷太郎を中心に、昭和初期当時の京都の人々が登場します。日本がやがて巨大な戦争に突入していこうとする時代、人々はどう変わったか、もしくは変わらなかったか。そんな時代を、齋藤雷太郎と新聞「土曜日」はどう過ごそうとしたかを描きます。
地域の記憶をもとに創作を続けるニットキャップシアターが、いよいよ本拠地京都を題材に創作します。演出には、長年京都の自慢話を一番近くで聞かされている大阪から橋本匡市氏を迎え、京都が苦手な人にも愛される作品を目指します。
暗い時代、あなたはどう過ごしますか?



