| 織田少年の事件簿・1

事件報告書

報告日: 200X年 4月 30日
報告者: 織田圭祐

事件名 かごめかごめ事件
発生日時 200X/4/9  午後9時30分
発生場所 稲荷山参道にある鳥居の脇
被害者
プロフィール
名前  斜 呉(シャ クーレ)  年齢28歳
生まれは中国の四川省の山奥。
中国から日本のねりものを学ぶ為に広島の呉にあるねりもの工場へ留学。
身長167センチ  体重55キロ  大の仏閣、神社好き。
妻子はいない様だが、職場の人達には頻りに「チャン・ツィイーは私の嫁よ。」と虚言を言っていたようだ。故に周りからは「あいつの顎と言動は出過ぎている。」と浮いていたようだ。ねれるのは「ネルネルネールネ」のみであったそうだ。
もっぱら、有給を取っては寺などに行き、「坊主がビックスクータに乗るなヨ。」とガソリンの代わりに点茶を、メットインには飲茶をギッチギチにつめていたらしい。地域安全課の角千賀子巡査はこの被害者について、「常に彼はタイトなジーンズにねじ込んでたわ。ねじっては込んでた。そんな印象ね。」と述べている。 彼の口癖は「男に二言はないヨ。でもね、」だったそうだ。
死因 外的要因によるショックにより心不全を起こし死亡
現場写真 shakure
事件の概要 4月9日午後21時30分頃、社内の警備員から「稲荷山参道の鳥居付近で人が血を流して倒れている。」との通報があり、近くの交番勤務の警官が駆けつける。駆けつけた時には既に死亡していた。調べによると被害者は有給を使い、京都の伏見にある稲荷神社へ観光に来ていたようだ。
犯行現場には争った形跡はなく、被害者は手に『カゴメ トマトケチャップソース』を握りしめていた。
目立った外傷も無く、鑑識の結果「ショック死」とでた。被害者の口元の血と思われるものは被害者の手にしているケチャップが付着したもの。 死体は死後4時間以上経過していた。目撃者はカルロス君82歳。彼の証言は「ケチャップはデルモンテ!」と言って止まない。不法滞在だったので、そのままブータン王国に強制送還。もう一人の目撃者イタチの「シャズナ」(とある情報によると鳴き声がどうも「セプテンバ、ラバーゲン。」にしか聞こえないらしい)がいるらしいが、現在捜索中。
職務対応 被害者の手にしていたケチャップがカゴメで現場が鳥居付近であったことから、民謡の「かごめかごめ」と関連しているのではないかと、まずは都市伝説と絡めて捜査。しかし、「伏見稲荷は鳥居だらけじゃない?」という見も蓋も夢もない証言まであらわれる。なので困っちゃう。また、被害者の名前と顎、そして事件発生が4月9日であることが判明し、そちらの線からも捜査。 現在、京都府警と広島県警、さらに四川省警察と合同捜査中。 しかし、いかんせん民謡と被害者のケチャップとの関連性の推理が難航している。 一度状況を打開するためにそこにたまったケチャップをどう使い切るかの検証を行う。結果、底を持って振るのが一番だったのが判明。誰が伊藤家の食卓に出して、クオカードを貰うのかの3署合同の会議が開かれるが、打ち切りになっていることが判明。事件は再び振り出しに。現在、キャプテン翼はギャグ漫画か否かをなんらかの感じでケチャップと結びつけば意外ちゃあ意外だなと思ってはいるものの、今の所案外、格闘マンガではないかというところに落ち着きそうである。

※本事件簿は、4月30日に織田圭祐氏から報告されたものを5月26日にオンラインにアップしたものである。
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