| the interview


どうも!安田一平です。
いやーもうすぐですね「ワンパラ」
チケットの方はもう購入頂けましたでしょうか?
すでに購入済みの方々、ありがとうございます!
まだの方々、そろそろ完売しちゃいますよ〜お早めに!

さてさて、すっかりインタビュアーが板についてきた(自称)安田がお送りする、クレスマに続いてのインタビュー企画。
今回のターゲットは…
バラバラバラバラバラ…バン!(懲りずにザ・トップテン方式)

gomanohae

50000ポイント(わーそのまんまや!)獲得☆
我らが座長、「ごまのはえ」さんです!
いやーついにきました!座長兼作家兼演出兼看板俳優(何か中国語みたい)「ごまのはえ」
真打登場の貫禄たっぷりに語って頂きました。
「ワンパラ」の事、演出の事、そして今年はニットキャップ10周年!ということで、
今後の展望などなど。(ワードの文章にして、3ページ半!)
盛り沢山の内容でお送りします!
それでは、インタビューいってみよ♪

「ごまインタビュー」ワンパラ編

安田 じゃあまあ、早速聞いていきたいんですけども。
ごま はいはい。
安田 今回の「ワンパラ」を書いた経緯を聞かせてもらえますか?
ごま 経緯?
安田 うん。何でこれを書こうと思ったのか? っていう。
ごま うーん……いや暇やったから(笑)
安田 (笑)いやいやいや。
ごま 何でしょうねぇ…一番直接にあるのは、3年くらい住んでたアパートが大家さんの事情で売る事になって、で、そのアパートから出て行く時に、住んでる僕らを出て行かせるって言ったら語弊があるんやけど、そういう相談役をやってる人が訪問してきて、そのおじさんと僕の部屋で2時間位喋った事があって。
安田 ほう。
ごま そのおじさんはもう60代くらいの人やねんけども、姓名判断もしてもらって。
安田 え?
ごま そのおじさん、姓名判断できるっていうから。
安田 へー
ごま で、してもらったところで、そのおじさんに「君は、『友達』が悪い」って言われて。
二人 (爆笑)
ごま 「君は今まで色々とやってきてるけど、大きく結実してないのは『友達』のせいだ」って言われて、それが凄い印象に残ってまして。
安田 ほう
ごま んでそのおじさんは自分の事を「俺は10年に1人の人間だ」と。
安田 自称?
ごま そうそう。「俺は10年に1人の人間だ」と。で、「君は俺と出会った事をとにかく今後に活かせ」って散々言われたんですよ。
安田 あー
ごま で、こんな事なかなかないじゃないですか?
安田 うん。ないない。
ごま だからまあ、この出会いを活かすには僕ならこういうやり方かなあと。
安田 ほう。
ごま それが去年の12月位かな。
安田 ふーん。
ごま んでもう一つあるのが、「宗教」を今回扱ってるんですけど。
安田 うん。
ごま で、「宗教」、信じる気持ちっていうのは凄く僕は大事だと思ってるし。人の信仰心を邪魔するっていうのは絶対良くない事だと思ってまして。
安田 はい。
ごま でもやっぱりその「宗教」が社会に及ぼす迷惑というか、軋轢って言ったら良いんかな?ゴタゴタというかトラブル、が絶えずあるので。
安田 そうやねえ。
ごま そういうところと、そのさっき話したアパートの立ち退きの件をうまく絡めて出来ないかなあと思ったのが最初ですね。
安田 それがこの作品を書く動機になったと。
ごま 書く動機と言うか書くモチベーションを支えたのはそこですね。
安田 なるほど。初っ端から面白い話をありがとうございます。
ごま そう?
安田 いや、面白いっすよ。なかなかないよね、本当に。そういう事。
ごま うん。ないねえ。
安田 じゃあ次の質問にいきたいんですけども。
ごま はい。
安田 この作品の「ココをみてほしい」とかあったら聞かせて下さい。
ごま うーん。やっぱり当たり前ですけど、1人1人登場人物の性格はきっちり違ってて、で、「状況」にさらされると。その「状況」っていうのは、「「奇跡」が起こる、らしい」っていう。そういう噂と予感なんですけども。
安田 はいはい。
ごま その噂と予感が渦巻くただなかに、性格の違う人達がさらされて、うろたえる様というか、右往左往する様がやはり一番演劇的だなあと。そういうシチュエーションの中、どう人は行動するのか?と。
安田 なるほど。今回、マンションの一室に思惑を持った人たちが集まる話じゃないですか? その思惑の違いの中でどう行動するかと。
ごま ん? 思惑の違いっていうか、性格の違いなんじゃないかな。
安田 あ、そうなん。でも目的っていうものは思惑でしょ?
ごま いや、それはそうですけど。(登場人物は)全員が全員、仕事人間じゃないですから。そりゃ思惑はあるかもしれないけど、やっぱり性格が一番でるんじゃないかな。
安田 ほう。
ごま そういうシチュエーションにさらされた時に思惑のために動くんじゃなくて。やっぱり「受け身」だからさ、そういう時って。
安田 はいはい。
ごま だから、性格じゃないですかね。「この性格の人はこうする」っていうのが、意外性があっていいんじゃないかと思うんですけど。
安田 なるほど。そういうところをみてほしいと?
ごま はい。
安田 じゃあ次はちょっと作品から離れて質問して良いですか?
ごま どうぞ。
安田 「演出家ごまのはえ」として重きを置いてる部分ってありますか?
ごま 重きを置いてる部分?
安田 うん。
ごま やっぱり、一番、頭にって言うか身体に染みこませてるのは、「お客さんは作り手より頭が良い」と。
安田 ほう。
ごま よく「難しくて解らなかった」っていう意見をお客さんが仰った時に、お客さんの、演劇を見慣れてるとか、(失礼な話だけど)どれだけ教養があるかとか、どれだけ知識があるかとか、そういう事ではないんじゃないだろうかと。
安田 うん。
ごま こちら側(作り手側)の説明の仕方、説明っていうか接待の仕方がまずいから、「難しくて解らなかった」と遠慮して言ってるんじゃないかという気持ちが常にありまして。
安田 ほー
ごま ニットキャップシアターとしては、やはり……
安田 しっかり説明したいと。
ごま 説明って言ったらアレなんやけどな。説明って言ったら面白みはないんやけどなあ。まあ(芝居を)作る時に、説明過剰にも説明不足にも絶対ならない様にしたいなあと思ってる。「描きすぎ」にも「描き足りない」にもならないようにしたい。それはやっぱり、「お客さんは頭が良い」という気持ちで。お客さんってやっぱり色んな人がいるから。
安田 うん。
ごま ねえ。本当に色んな人がいるから、ただ統一して、共通してあるものとしては、そういう気持ちでやってますね。
安田 ふーん。
ごま ま、失敗する時もあるでしょうけど。
安田 いや、まあまあまあ。じゃあ、次は「作家ごまのはえ」としてはどうでしょう?
ごま 作家としても一緒なんやけどな。
安田 あ、じゃあ書く時も作る時も、常に一緒?
ごま うん。だいたい一緒やねえ。
安田 なるほど。じゃあ最後の質問なんですが、ニットキャップ10年やってきた訳じゃないですか? ありきたりな質問やけど、今後の展望なんかを。
ごま 展望……
安田 これからのニットキャップをどうしていきたいですか?
ごま いやあ、作品としては、やっぱり2時間半位の人間ドラマをお客さんにはきっちりとした椅子に座ってもらって。
安田 ほう。
ごま で、まったく「長いなー」という疲れも無く、観て頂けるようなものが作れたら。
安田 うん。
ごま ね。よろしおますなあ。
安田 そりゃ、お客さんにしては凄く幸せやねえ。
ごま だいたい400位の客席がある劇場をツアーで廻るような劇団になれたらと。
安田 なるほど。
ごま チケット料金は、3000円か3500円で。
安田 ああ、良心的やね。
ごま 主役は有名俳優で(笑)
安田 なるほど(笑)。それがこれからの目標だと?
ごま そうやねえ。
安田 なるほど。
二人 (笑)
安田 じゃあこんな感じで終わりますか。
ごま はい。
安田 じゃあ今日はどうもありがとうございました。
ごま はいはい。ありがとうございました。
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