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>date:2006年9月23日(土)〜24日(日)
>place:shin-bi (京都・四条烏丸下る COCON KARASUMA 3F)
>ticket:前売500円/当日1000円
■ KWiP!稽古場録 ⇒BLOG*KCTの報告ページへ
今回、ニットキャップシアターの新たな試みとして、ワークインプログレス公演・KWiP!を実施しました。
公演は、約10日前にごまのはえが書き上げたばかりの戯曲の第一稿を役者が手に持ち、リーディング形式で上演しました。舞台中央にはミニチュアの舞台の模型を置き、天井からはいつも宣伝美術用のイラストを書いていただいている三上まりのさんの絵をいくつも吊るしたセットを組んでおこないました(舞台写真参照)。2日間で6回と多めにステージ数を設定したこともあり、演出からはステージごとに違った指示が出され、また役者側も回ごとに違った読み方や空間の使い方を試すなど、「試演」としての性格を十分に生かした公演になりました。
また、終演後には観客の皆様に細かいアンケートに回答していただきました。作品世界に関して、「作品内の季節はいつだと感じたか」、「主人公の男の職業は何だと思うか」といった質問には、まさに十人十色の回答をいただき、作り手側にも大いに刺激になったようです。
また、この公演を踏まえて「お彼岸の魚」というタイトルが生まれたことも、ひとつの大きな成果でした。
できの悪い息子がいたとして、その息子がまだ中学生なのに喫茶店でバイトをすることになって、その初日をのぞきに来た母親…のような気持ちでした。「ワークインプログレス」当日の私の心境は。
案のじょう接客はまるでなってない。母として恥ずかしいかぎりです。でも、親のひいき目かもしれませんが、いいところもあったんじゃないでしょうか。何ていうか、作品としてのスケールの大きさを感じたというか、はらんでいる疑問の大きさが気に入ったというか。…まぁ、単に未完成ってだけですが、…でも愛きょうがあった!
いやーすごいことになりますよ、十二月。
楽しみ!!
ごまのはえ
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