Top公演記録 > #29 ピラカタ・ノート > 公演詳細

■ フライヤー

『ピラカタ・ノート』表 『ピラカタ・ノート』裏

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■ キャスト・スタッフ

作・演出
ごまのはえ
出演
門脇俊輔
高原綾子
澤村喜一郎
市川愛里
織田圭祐
藤田かもめ
ごまのはえ
スタッフ
舞台美術:西田聖
照明:葛西健一(GEKKEN staffroom)
音響:三橋琢
衣装:市川愛里
小道具:織田圭祐
絵:三上まりの
宣伝美術:大庭佑子
制作:高原綾子,澤村喜一郎,藤田かもめ
プロデューサー:門脇俊輔
受付:大谷真央[名],藤田晶久[東],横塚夏奈[東],上田千尋[京]
記録:竹崎博人[京]
企画・製作:ニットキャップシアター
助成
芸術文化振興基金[東・京]
京都芸術センター制作支援事業
「日本のへそ演劇祭」「ちくさ座演劇祭」参加[名]
アトリエ劇研提携公演[京]

■ 公演情報

名古屋公演 「日本のへそ演劇祭」「ちくさ座演劇祭」参加
会場
千種文化小劇場
日時
2011年3月12日(土)・13日(日)
3月12日(土) 19:00☆
3月13日(日) 14:00☆ (計2ステージ)
アフタートーク
3/12 19:00  ゲスト: 平塚直隆(オイスターズ),安住恭子(劇評家)
3/13 14:00  ゲスト: 田辺剛(下鴨車窓)
tanabe
東京公演
会場
下北沢 ザ・スズナリ
日時
2011年4月9日(土)〜11日(月)
4月9日(土) 19:00
4月10日(日) 14:00/ 19:00☆
4月11日(月) 19:00 (計4ステージ)
アフタートーク
4/10 19:00  ゲスト: 松井周(サンプル主催)
matsui〈撮影:青木司〉
京都公演 アトリエ劇研提携公演
会場
アトリエ劇研
日時
2011年4月15日(金)〜19日(火)
4月15日(金) 19:00
4月16日(土) 14:00/ 19:00
4月17日(日) 14:00/ 19:00☆
4月18日(月) 19:00
4月19日(火) 19:00 (計7ステージ)
アフタートーク
4/17 19:00  ゲスト: 山崎彬(悪い芝居)

◆料金(全公演共通)

一般
前売:2,800円 当日:3,000円
学生
前売:2,000円 当日:2,500円
高校生以下
前売:1,000円 当日:1,500円

■ コメント文章

◆チラシコメント

「捏造の現場より」 ――ごまのはえ

子供の頃から大惨事に憧れて、
中学の頃から書き始めたノートには、
大地震が起きてガレキノヤマになった世界を
懸命に生きる少年の話とか書きつけて、
一人うっとりしてました。
でも1995年に起きた二つの惨事で、
幼い終末願望もあっさり消えてしまいました。
そして残った狂気のノートを眺めながら、
俺もバランスのいい大人になった
よかったよかったと思うけど、
血が酒にかわったような終末への爆走は
いつ復活するかもしれん。
現在、ノートにちょくちょく手を入れて
「ピラカタ・ノート」を捏造中。

◆チラシの宣伝文章

2004年初演の『ヒラカタ・ノート』(第12回OMS戯曲賞特別賞,
新・KYOTO演劇大賞 受賞)
に,新エピソードを交えて描く「また
別の話」。架空の街「ピラカタ」のなりたち・シャガール好き
の少年・反対少女と団地の大王・世界に取り残された老人
と少女,いくつもの物語が交錯してニュータウンの神話を
綴ります。地方都市で青春を過ごしたすべての人と,そうで
もなかった人へ!

◆東京・京都公演に向けて (劇団ウェブサイトに記載)

「居心地の悪さに耐えながら、私は私の日常を守る」

 1995年1月17日。高校生だった僕は大阪の枚方(ひらかた)に住んでいた。

 明け方にあった悪魔のような衝撃は、しかし僕の周囲には特に大きな被害はなく、母の額に祖父の遺影が直撃したことと、しつこい余震で飼い犬が下痢と脱毛したことだけだった。その当日から学校はあり、枚方の日常はいつもどおり続いた。

 けれどその日常は怖ろしく居心地の悪いものだった。

 授業を受けながらも部活をしながらも食事をしていても、その時、被災地では……そう思うと何もかも苛立たしく白々しかった。しばらくして沢山の人がボランティアとして神戸に行ったが、行かなかった僕はずっとその弁明をさせられてるみたいだ。その年から演劇をはじめ芸名を「ごまのはえ」としたのも、その弁明かもしれない。そして自虐、自傷、自嘲する私の芸風は、1995年1月17日から続く居心地の悪さに居座り続けるためのテクニックであり、居心地の悪さを忘れさせないための枷でもある。

 この「ピラカタ・ノート」はいくつかのストーリーが同時進行し、その交わる点を1995年1月17日とした。その日を境に終わってしまったこと、終わらなかったこと、終わったはずなのに気づかずに(あるいは気づかないふりをして)続いたことなどを描いた作品だ。初演となる名古屋公演では劇場で3月11日を向かえ、またもあの居心地の悪さを感じている。東京公演を直前にして様々なことを考えた。一番素直な言い方をするために、ここまでくどくど書きました。

 私にとって演劇はお仕事です。可能な限りやらせて貰います。自分の日常を守りながら、だからこそ感じる居心地の悪さだけが、僕と被災地をつないでくれるキズナだと思ってます。

ごまのはえ


■ レビュー・劇評

名古屋公演の観劇コメントをへそフェスプロデューサーの平松さんからいただきました!