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■あらすじ | ■作・演出より | ■みどころ

まんが版
 

あらすじ

事故で顔に傷を負ってしまった女の子
誰にも心を開けずに部屋に閉じこもり、だらだらした毎日を送る
彼女が話をしたくなった相手は自分の母親
女の子は想像を膨らませる 若き日の母親について
母親がよく口ずさんでいた
ちあきなおみの「喝采」をてがかりにして

「愛とはなにか――」を模索する女の子の姿を
歌と踊りに乗せてドラマチックに描く、妄想と現実が渦巻く
ニットキャップシアター渾身のエンタテインメント作品!!

 

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作・演出より

ごま

自分で自分を治す。このお芝居のテーマはこれです。
心に穴があいて途方にくれた時、誰も助けてはくれません。
穴があいたまま仕事して食事して、とても辛いです。
このお芝居では顔に大きな傷ができた女の子が、落ち込んで苦しんで、
でもゆっくり確実に自分を治してゆく姿を描いています。
たくさんの人に観てもらいたいです。

作・演出 ごまのはえ
 

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みどころ


昼と夜/現実と妄想

 昼間寝て、夜起きる。アパートの部屋に引きこもった女は、一人で愛について考え始めます。
 ちあきなおみの名曲「喝采」を手がかりに若いころの母親の姿を想像し、妄想を広げていく女。一方現実の世界では、同棲している男や自分の家族とコミュニケーションが取れずに、女は一人、深みにはまっていく……

 『愛のテール』という作品は、シリアスかつ生活感あふれる会話劇が展開される「昼の世界」と、ハチャメチャな妄想の「夜の世界」とを全力で行ったり来たりします。 ベタなコメディからシュールでシニカルな悲劇まで、様々な作風の公演をおこなうニットキャップシアターの魅力が凝縮された作品です。

昼と夜

歌と踊り

 妄想の世界で繰り広げられる歌と踊りのシーンは、「愛のテール」の大きな魅力の一つです。
 今回も、ごまのはえの世界観を作るのに欠かせない横田悠馬氏が音楽監督として参加。また、役者に合わせたエモーショナルでダイナミックなダンスが魅力のデス電所の豊田真吾氏が、ニットキャップシアターの振付を初担当。
 語りや楽器演奏まで様々な表現をミックスした、ニットキャップシアター流のエンタテインメントをお届けします。
 しかも今回は、初演時にはなかったオリジナルソングも登場。もちろん作詞はごまのはえの書き下ろし。こちらも必見、必聴です!

歌と踊り

第11回OMS戯曲賞大賞受賞作品

 関西の若手・中堅劇作家の登竜門ともいえるOMS戯曲賞。2004年にごまのはえは、『愛のテール』でこの第11回OMS戯曲賞の大賞を受賞いたしました。
 その後戯曲集として出版された『愛のテール』を読んだお客様からも、劇団へのアンケートなどで「再演をしてほしい!」という声を沢山いただいていました。
 今回は、初演から4年半ぶりに初再演となります。初演をご覧になった方も、戯曲を読まれた方も、もちろん未見のアナタも、「誰もがいとおしさを感じる、不思議な魅力のある作品」と形容された『愛のテール』を、どうぞお見逃しなく!
(公演チラシに、OMS戯曲集に収録された審査員の渡辺えりさんの劇評を、抜粋して掲載しております。どうぞそちらもご覧ください!)

OMS戯曲賞

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